場面かんもく相談室 いちりづか

【ブログ】「話せるようになる」ための500の方法

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2024-03-06 09:00:00

【連載:場面緘黙と不登校】第11回 「いい休み方」について③「いい休み方」の2つの側面

第9回の記事から、「いい休み方」についてお話ししています。

今回は「いい休み方」を分解して、2つの側面から考えていきましょう。

 

 

プラスが大きいかマイナスが大きいか

 

私が学校に行きづらい子への対応でいつも考えているのは、「総合的に考えてプラスが大きい過ごし方」をすることです。

例えば不登校の対応で「夕方学校にプリントをもらいに行く」という対応があります。

これは「いい休み方(過ごし方)」でしょうか?

もちろん正解は「人それぞれ」です。

夕方学校に行って担任の先生と少し会うだけでも「今日は学校に行けた」という達成感になる子もいれば、「夕方学校に行かないといけない」と思うだけで一日中暗い気持ちで過ごす子もいます。

総合的に考えてプラスが大きければやればいいし、マイナスが大きければやらなければいいのだと考えています。

 

 

「いい休み方」の2つの側面

 

プラスとマイナスという視点で考えると、「いい休み方」には2つの側面があることが分かります。

 

1つ目は「マイナスを減らす」、心と体の元気を蓄える休み方です。 

本来の意味での「休む」だと言えるでしょう。

 これはとにかく「しっかり休む」ことが大切です。

第9回の記事にも書いたように、「心と体の元気が消耗する休み方」もあります。

「学校を休んでいるのに、心身は休まらない」にならないように気をつけましょう。

 

2つ目は「プラスを増やす」、より積極的にできることを増やしていく休み方です。

せっかく学校を休んでいる訳ですから、それを活かしてできることを増やしていく過ごし方も考えてみましょう。

これは色々なやり方が考えられるので、詳しくは別の記事で書くことにします。

「できることを増やしていく」には「緘黙症状の改善」も入ります。

学校に行くことよりも緘黙症状の改善を先に目指すケースでは、この対応が特に重要になります。

  

これら2つの関係は、ドラゴンクエストで言えば、1つ目は「ホイミ(回復呪文)」や「宿屋で休む」、2つ目は「レベル上げ」や「アイテム収集」と言えるでしょう。

しっかり休んで心と体の元気が溜まってきたら、超レアアイテムを探しに出かけましょう

 

 

総合的に見てプラスになるなら、学校を休んでも

 

「学校を休む」(2つ目の意味)というのは、本来出来ているはずのことができない「マイナス」のことだと一般的には捉えられます。

ですが、しっかり休んで心と体の元気を整えながら、さらに学校ではできないことを積み上げて行くことができれば、「総合的に見るとプラス」にできるかもしれません。

優先順位をよく考え、「無理して学校に行くよりも、休んだ方がプラスが大きかった」と言えるような休み方ができるといいですね。