場面かんもく相談室 いちりづか

【ブログ】「話せるようになる」ための500の方法

「いちりづか」は場面緘黙専門のオンラインの相談室です。

場面緘黙の症状は、適切な対応によって
必ず改善させることができます。

「場面緘黙を治す」「話せるようになる」ための
最も効果的な方法を、
一緒に考えてみませんか?
2024-03-02 12:00:00

【3月にすること③】「しっかり休むこと」と「初対面の人と話せるようになること」

「3月にすること」の続きです。

「4月に向けて準備をしておくこと」として以下の4つを挙げました。

・新しい環境でどうなりたいかのイメージづくり

・不安を減らすための相談や見学、情報収集

・心と体の元気を蓄えること

・お店などで知らない人と話す練習

  

今回は後半の2つについて解説します。

 

 

心と体の元気を蓄えること

  

3月に限らず、しっかり休んで心と体の元気を蓄えるのは大事なことです。

元気が最大100だとしたら、いつも全力の100で走り続けることはできません。

適度に力を抜きながら、長く進み続けることが大切です。

 

ではなぜ3月に「心と体の元気を蓄えること」が大事かと言うと、3月にがんばっても効率がよくないからです。

前回も書いたように、3月から4月にかけては環境が大きく変わるため、3月にできるようになったことが4月に同じようにできるとは限りません。

むしろ「4月になってからがんばる」方が効率がよいわけです。

 

春休みがいつから始まるかは学校や学年によって大きく違いますが、ここでは小学校を想定して春分の日前後から春休みとして話を進めしょう。

3月1日から数えて、学校に行く日数はあと15回くらいです。

もし話す練習を週に1回行っているなら、練習できるのは多くてもあと3回。

 ただし何かとイレギュラーなイベントもある季節なので、最終週まで普段通りのことができるわけではないでしょう。

通級は早ければもう最終回になってしまいます。

つまり3月というのは、1ヶ月あっても練習できる回数は少ない月なのです。

焦って色々やるよりも、ここは先のことを考えて効率のよい進め方を考えましょう。

 

また、もし学校に行くのが大変な子の場合は、3月にお勧めなのは「早めに春休みモードに入ってしまう」ことです。

残りの15日間、力を振り絞ってわずかな回数学校に行って疲弊するくらいなら、「今年度はもう行かない」と決めてしまった方がよいかもしれません。

考えてみてください。

頑張って週に何回か学校に行くのを3月下旬まで続けるのと、この1ヶ月間をまるまる「休む期間」と決めて後は楽しく過ごすのと、どちらがプラスになるでしょうか。

もちろん正解は人によって違いますが、後者の方がプラスが大きいようなら「早めの春休み」もありだと思います。

 

 

お店などで知らない人と話す練習

 

これは全員にお勧めの方法ではなく、「4月から新しい環境で話せる状態でスタートしたい人」向けです。

先ほど、心と体の元気を蓄えるためにしっかり休むことが大事と書きましたが、この時期の練習が効果的なケースもあります。

それは「3月に練習しておくことが4月からのスタートにつながる」ことが明確な場合です。

 

こちらの記事で書きましたが、「中学生になったら話す」「高校生になったら話す」のように考えている子はとても多いです。

そしてこれは実際、とても上手くいく方法でもあります。

この最大のチャンスである環境の変化を「ギャンブルにしない」ためにも、しっかり準備して4月を迎えることが大切です。

 

そのためにも、初対面の人と話せる」ようになっておくための練習を今のうちからしておきましょう

対面の人と話せるようになるには、この記事で紹介した「筋トレ」がお勧めです。

 

お店で注文する練習なら、学校に行く日があと何日かは関係なく、1ヶ月まるまる練習できます。

「4月から新しい環境で話せる状態でスタートしたい人」は、今こそ話す練習を頑張りましょう。

 

 

 【注意点】

ここに書いてある方法は、効果のある場合もありますし、そうでない場合もあります。

書いてある方法を機械的に実践しても上手くいきません。

練習メニューを考えるにあたっては、様々な要素を慎重に考慮した上で、個々に応じた方法を選択するようにしてください。